小山茉美さんは昭和アニメの声優界のレジェンドとして大活躍して今日に至っています。声優界では小山茉美さんを知らない人はいません。それほどの存在感を持つ人物なのです。今回はそんな小山茉美さんが演じてきたアニメキャラクターは何故人気があるのか、その秘密に迫って見たいと思います。
小山茉美声優との出会い

小山茉美さんのアニメキャラはなぜ人気があるの?

小山茉美さんは何故すごいのか、それをこれから解説していくよ
小山茉美さんは今では声優界の大御所と言っても過言ではないほどその存在の大きさが知れ渡っているのです。
そんな小山茉美さんですが、幼少期は本当に無口で内気、内向的過ぎて両親は為す術がないほどでした。
小学校の時には通信簿に先生から「何事にも消極的です」「もっと積極的に友達とお話をしましょう」などと書かれていたほどでした。
でもお母さんは茉美さんは内気ではあるけれど、真はしっかりした部分もあることを理解していたのです。
そんな小山茉美さんでしたが芸能界に目覚める転機がおとずれました。
それは小学校4年生の時に叔父さんに連れられて芝居を見に行ったのでした。
この時に舞台で演じる役者に見とれてしまったのです。
特に時代劇の台詞回しが面白くてそのしゃべり口調に引き込まれて行きました。
この時の劇団は「劇団民藝」だったことが大きくなってからわかったそうです。
その時に「これだけの人前で注目されながらあんな風にしゃべれるなんて、何て素晴らしい世界なんだろう……」と幼心に思ったそうです。
また小山茉美さんのひいお爺ちゃんが役者をやっていたことも相まって、幼少期に住んでいた家の屋根裏に当時ひいお爺ちゃんが使っていた三味線や衣装、カツラやその他の小道具がたくさん保管してあったのです。
小山茉美さんは時々それらをこっそり持ち出して兄弟で芝居ごっこをして遊んでいたこともあったのです。
この頃はまだ「声優」などという職業があるなんて少しも知らなかったのです。
今の小山茉美さんからは到底想像も出来ないですよね。
小山茉美とアニメキャラの世界
日本アニメの世界は今でもその黄金期が続いていますが、特に1980年代のアニメの世界では小山茉美さんの存在なしでは語れないほどその世界におけるレジェンドとして大活躍されていたのです。
この時期のアニメの世界では小山茉美さん抜きでは語れないほどその存在感は大きなものだったのです。
特に小山茉美さんが最も活躍した1980年代の人気アニメにはどんなものがあったのでしょうか取り上げてみましょう。
- うる星やつら
- シティーハンター
- 機動戦士ガンダム
- ドラゴンボール
- 超時空要塞マクロス
- 聖闘士星矢
- 北斗の拳
など、今からみても決して色あせることのない昭和を代表するアニメが実にたくさんありました。
今でもこれらのアニメは日本だけでなく世界で愛され続けているのです。
ドラゴンボールなどはフランスでは今でも大人気なのは周知のとおりです。
そしてこれらの作品を語る時には小山茉美さん抜きでは語れないほど多くの作品に出演されているのです。
僕も「ドラゴンボール」や「Dr.スランプあられちゃん」が大好きでほとんど毎週テレビの前で釘付けになっていたことを思いだします。
特に小山茉美さんの「Dr.スランプあられちゃん」の声などは今思い出しても心がホンワカと温かくなってしまいます。
でもこの頃には小山茉美さんの存在については全く知りませんでした。
またこれらの多くのアニメは当時大人気だんた少年週刊マンガ雑誌から生れたものがほとんどでした。
そう言えば「少年ジャンプ」は毎週買っていたなあ……
小山茉美の生い立ち
小山茉美さんは愛知県尾西市出身で1歳の時に父親が亡くなってしまいます。
その後お母さんは生活の基盤を固めるために「保育士」の資格を取り、2人の兄妹を立派に育て上げました。
小山茉美さんには2つ年上のお兄ちゃんがいますが一般人のため詳しい情報はありません。
小学校4年生の時に叔父さんにつれて行って貰った芝居が忘れられずに役者になりたいと思ったそうです。
この時はまだ声優の存在は知りませんでした。
しかし、芝居が大好きだった小山茉美さんは沢山の物語を知りたくて、小学4年の時の夏休みに近所にあった尾西市立図書館岩瀬文庫に毎日通い続けました。
そしてなんと「少年少女世界文学全集」全50巻を読破してしまったのでした。
小学生向けの文学全集とは言え50巻を読破するとは相当なものですよね。
これにより小山茉美さんは物を表現するという自分にとって未知の世界に対する憧れが大きく膨らんでいきました。
そして中学・高校とその思いをより一層具現化するために演劇部に所属して行きました。
もうこの時点で小山茉美さんはあの幼少期のおとなしくて引っ込み思案だった自分とはすっかり決別していたのです。
高校を卒業すると小山茉美さんはより一層の精進を目指し東京の私立大学の文学部演劇科を目指していましたが、それは出来ませんでした。
なぜなら当時は学生運動の風が日本中を吹き荒れていてお母さんはとても一人娘を東京に行かせることが出来なかったからです。
母親としてみれば当然のことですね。
そこで小山茉美さんは名古屋を中心に活動していた「劇団シアター・ウイークエンド」に第1期の研究生を経て同劇団に所属しました。
そして舞台女優としての活動を開始したのです。
小山茉美キャラのまとめ
小山茉美さんは今では昭和声優界のレジェンドとして大活躍し、声優界ではその存在を知らない人はいません。
そんな小山茉美さんの声優としてのデビュー作はあの昭和時代の超人気アニメの「一休さん」でした。
その中に出て来る「桔梗屋弥生(やよいさん)」の役でした。
その後主役を演じたのはフジテレビ系列で放映された少女バレーボールアニメの「明日へアタック!」が最初でした。
小山茉美さんの声優としての評価はその後も急上昇を続け留まることがありませんでした。
そして昭和時代には日本アニメの黄金期が訪れました。
そのアニメのほとんどに小山茉美さんが出演していることはあまり知られていません。
声優さん自身は俳優さんと違って顔が面に出ることはほとんどありません。
しかしながらそんな小山茉美さんの存在を知った方はこれまでに小山茉美さんの成し遂げてきた功績の大きさに驚くと共にその存在の大きさを再認識させられるのです。
小山茉美さんの声はメゾソプラノと言われ、クセがなく新鮮で伸びのある素晴らしい声質で男女の境をこえた少年少女からなんと動物役まで演じることのできる数少ない声優と言われているのです。
映画の吹替えでもアメリカ、いや世界的人気女優のキム・ベイシンガーやシャロン・ストーンなどを持ち役としているほどです。
時代や年代を超えてすべての声優を演じきることのできる小山茉美さん。
70歳を超えたいまでもますます意気軒昂でいらっしゃる小山茉美さん。
これからもますます快進撃を続けてくれることを願って止みません。
最後までお付き合い頂きまことにありがとうございました。
小山茉美のプロフィール
- 生年月日 1955年(昭和30年)1月17日(月)70歳
- 本名 古居真美(ふるいまみ)
- 愛称 まみちゃん、まみ
- 出身地 愛知県西尾市
- 学歴 愛知江南短期大学
- 血液型 A型
- 職業 声優、女優、ナレーター
- 趣味 旅行
- 特技 日本舞踊、スキューバダイビング
- 所属事務所 株式会社「青二プロダクション」
- 公式サイト 小山茉美AONI PRO
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